別冊チョコレット

右でも左でもない下だ

リンダ・リンダ・リンダ・リンダ・リンダ・リンダ

リンダといえば山本リンダアン・ルイスのリンダ世代。はっきりいっておっさんです私。
「リンダ リンダ リンダ」を見てきました。香椎由宇のセーラー服姿目的と間違われそうですが、
今、最も気になっている若手の山下敦弘監督の新作なので見てきました。
つげ義春の「リアリズムの宿」を映画化して注目された、ゆるゆる、ぼちぼち感あふれる山下監督。
 今作は、文化祭直前に成り行きでブルーハーツコピーバンドを組んだ、4人の女子高生の物語。
酸っぱい映画にしあがってます。青春の甘酸っぱさだけではなく、徹夜続きの胃酸がこみ上げてくる酸っぱさも。絶妙の空気感と間。このリアルさは、大金かけて作ったCGや音響で表される物と違う次元の、山下監督の力だと思います。主役の4人もそれぞれ素晴らしかったけど、脇役の指をけがした女の子が一番山下ワールドにはまっていたような気がします。
 現役高校生の人にも、かつて高校生だった人にもお奨め。