別冊チョコレット

右でも左でもない下だ

若冲すげ~

今日は、京都に伊藤若冲を見に行ってきました。

正に天才と狂人は紙一重。鳥獣花木図を生で見たら、狂人の描いた絵にしか見えなかった。
すごすぎて総毛立った。江戸時代からタイムスリップして来て、風呂のタイル絵職人と手塚治虫の魂だけ持って帰り、思いっきり屏風に叩きつけてみましたって感じ。鳳凰なんて手塚の「火の鳥」そのもの。
遊びすぎちゃうのってつっこみたくなる細かい所の描写もあるし。

あと、掛け軸でも、すんごいの、ぶどうの木の枝と蔓の絡み具合とか、7匹の鶴が寄り添った絵のしつこさったら、鶴の足みてるだけで、気が遠くなりそうだった。鶏の顔を真正面から描いたのもあったな、普通描かないでしょう、真正面は。

とにかく、京都国立近代美術館へ行って観てください。「鳥獣花木図」生で拝めるだけでも元取れるってもんですぜ。

余談。呉春の描いた幽霊も展示されてますが、ある俳優そっくりだった。これから見る人は楽しみに。